主題歌はアニメがあってこそ更にいい味がでる!? 二次元好きアイドルの『劇場版シンエヴァ』観覧記
【いとうあいかの「2次元ブンブン!!」】第10回
いらっしゃいませ!ようこそ!
「いとうあいかの二次元ブンブン!」へ!
みなさん、
記事があがる時間が変わったのお気づきでしょうか?
朝になったんです! 朝に!
そう! いとうあいかが苦手な朝ですね。
起きるのが苦手なんですよ。寝ぼすけさんなもので。
そんなわけで、最速だと朝の通勤中、もしくは夜勤帰りなんかにこちらの記事を読んでいただく事になるかと思います。

(C)いとうあいか
そんな、朝にお届けする今回のお話は
ついに、さよならを告げてしまいました、「シン・エヴァンゲリオン 劇場版」についてお話ししていきましょう!
※確信をつくようなネタバレやシーン解説などは避けて記事にしていきますが、映画を見る前に1ミリも情報を耳に入れたくない皆様はATフィールド全開にして後退してください。

(C)いとうあいか
まず思い出話をしたいのですが、私がアニメ版エヴァンゲリオンを見るきっかけは、物語が気になる、キャラが気になるといったものからではなかったんですよ。
主題歌である「残酷な天使のテーゼ」がすごく好きだった私は、カラオケで歌いまくりにまくっていたのです。
その場にいた友人にエヴァの話をされた私は、有名だから知ってはいるけど実は1mmも見たことがないことを伝えます。
「新世紀エヴァンゲリオン」を1mmも見ていないのに堂々と気持ちよく、「残酷な天使のテーゼ」を歌う私。
ギョッとする友達。
その後言葉にされることになりますが、この時すでに伝わっていたのです。
「1mmも見ていないのに残酷な天使のテーゼだけを歌い続けている…だと…? 正気か…?」
という、顔をしてらっしゃったので。
いやはや、もちろん音楽のみを愛することも悪い事ではないのですが、作品にそって作られたアニメソングはとくにアニメあってこそ、また更に愛せるというもの。

(C)いとうあいか
今はそれがわかるがしかし、当時アニメソングだけを聴きあさっていた私は「エヴァってロボットみたいなアレでしょ」と悪気なく吐くタイプの使徒でした。優しい友達でよかったです。
そんなきっかけがあり、TVアニメから見始め、マンガ、映画、と惹きこまれていきました。
そんな私が今回の映画「シン・エヴァンゲリオン 劇場版」で抱いた感想は、「よかった」です。
なんだそれ、って思いますよね。
でも、感想がこれなんですよね。
映像技術、構成ともに素晴らしい。私は戦闘のシーンやキャラクターの気迫がカッコ良すぎて泣きましたし、ひとつひとつの間の取り方や演出が本当に美しかったです。

(C)いとうあいか
そして、それはそうとして…
何が良かったかって、なんというか、言葉に表すには勿体無いような気すらする、
「全部」が「よかった」んですよね。
物語はもちろん、伏線がどうとか、謎の解明とか、何かの意味とか、わからないこと、そうゆうのも、全てひっくるめてです。
青春とか、平和とか、自由とか、破滅とか、破壊とか、孤独とか、恋とか、愛とか、欲とか、感情とか…
そういったものが、特別なのに、特別じゃなくて、結局は全部が一緒になって溶けていって、
最終的に日常が出来上がる…ような…
つまりは言葉にしようとしても「よかった」が一番私にとってしっくりくる表現であり、全体を通してさっぱりした気持ちになったのです。
スッキリではなく、さっぱりです。
また、エヴァのシリーズをリアルタイムで見ていた方々はどんな気持ちで見たんだろうって、少しだけ思いましたね。
私ですら、こんな気持ちになるのに、ずっとリアルタイムで経過する時間とともに過ごしてきた皆さんは映画館から出て行く時はどんな気持ちだったのだろうと思いました。
今までも今回も、考察したくなるようなシーンや言葉、キャラクターの細かい仕草や態度などはたくさんありましたよね。
エヴァのシリーズはいつだって考察で溢れかえっていたので、今回ももちろんたくさんの考察たちがネット等を中心に楽しまれています。

(C)いとうあいか
考えれば考えるほど、誰かが作った物語だからこそ、何かが出てくるものだと思うので、何度も見て考察をして、誰かの言葉も聞いたりなんかして、答え合わせして、こうだ! と納得するのも楽しみの一つではありますが、
今回私はなんだか考察をせずとも色んなものに納得をして、気持ちよく見れた映画だったなと感じました。
TVアニメやマンガ、他映画では、考察を見たくてたまらなかったのですが…。
というのも、私の中ではどこも引っかかるものが無かったのです。
それは「私は全部の考察が完璧にできちゃったもんね!」というかっこいいものではなく、わからないものはわからないままでもいいし、この結末がこうであることに、いい意味で何も感じなかったんです。気持ちよくすんなり入ってきました。
とはいえ、みんなはどう思ったんだろうという気持ちで感想や考察ブログなんかを少しはみたんですけどね(笑)
でも、やっぱりそれらを見てもなお、それらは頭をすり抜けていっちゃいましたね。
なので、感想はただただ
「よかった」なのです。
今まで
「な!? なんでそう終わる!? 終わったのか!?
え!? やめて!? 待って!?!?
え……え…?? ここで本当に終わるの…?」
みたいな気持ちになるような終わりを見せつけてくださっていたエヴァシリーズ…。

(C)いとうあいか
今までが壮絶すぎたからこそ、この映画の全てのシーンが最新であるのにも関わらず、なんだか昔話を見ているような、懐かしい誰かに会って、新しい自分を見るような、大変不思議な気持ちになりました。
そして、なにより
「残酷な天使のテーゼ」の歌詞
「少年よ神話になれ」という言葉通り
「少年が神話になった」
と、感じました。ここで私が思う「少年」は、主人公であるシンジくんだけではないですね。それはぜひ映画を見てない人には見て感じてもらいたいです。
ここで冒頭でお話しした、主題歌はアニメがあってこそ更にいい味がでるというのを感じまくったりしたのです。
今回の映画の主題歌である宇多田ヒカルさんの「One Last Kiss」、
ただ普通に初見で聴いても、凄くいい曲で、口ずさんで楽しめる曲ですが、やっぱり映画を見てから歌詞を見たり、これが流れた時の自分の感情を思い出すと、とても特別な歌に、曲に感じますし、そうなっていくんです。その時の感情ごと引っ張ってくる音楽ってすごいですよね。
さて、ほぼすべて私の感情文だけでなんの説明にも感想にもなっていないこの記事ですが、見た人にはわかるし、見てない人は見たらわかる感情なんじゃないかなと私は勝手に思っています(笑)
「絶対見た方がいいよ!!!」とは言いませんが、
見れるようなら、ぜひ映画館で見ていただきたいですね。
「シン・エヴァンゲリオン 劇場版」を今見ることに意味がある気すらしてしまいます。
一つ何かが終わって始まる感覚が味わえるかもしれませんね。ぜひ。
そして、いつか私とゆるく熱く思い出話するように語り合っていただけたら私はさらに嬉しいです。
良さみは共有したくなるものです…(笑)
では最後に、キャラ推しの方々へ
もれなく全員がとんでもなく素晴らしく良さみが深いことをお知らせします!!
どのキャラクターも心に刺さってきます!!
誰がどうよかったかも言わない!!!
どっちゃどちゃによかった!!!!
ミサトさんが!!!!!!
髪の毛を!!!!!!
ああ!!!!!! 言えない!!!!!!!
泣いた!!!!!!!!!!!!
アスカが!!!!!!
もう!!!!!
どうしようもなく!!!!!!
ああ!!!!!言えない!!!!!!!
泣いた!!!!!!!!!!!

(C)いとうあいか
いやもうこれ続けるとキリないからストップストップ!!!!
そんなわけで、興味持ちつつもいつ行こうかなぁと迷ってる方はぜひお早めに。
2回目見に行きたくなっちゃいますぜ…!
本当に感想にもならない記事になってしまいましたが、映画最高だったぞい! という気持ちだけを皆さんにぶん投げておきます。
同じく「よかった」という感想を持ってくださる皆さんがいたら嬉しいですね。

(C)いとうあいか
では、本日はこの辺で。
またお会いできるのを楽しみにしております。
ありがとうございました。
いとうあいか

(C)いとうあいか
7月2日生まれ。かに座、B型の110歳。
アニメ「天地無用!魎皇鬼」OVAにてED主題歌担当、ドイツ製ぬいぐるみメーカー「NICI」公認アンバサダー等、幅広く活躍中。
Twitter:@110aika110
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