オタクでも意外と通じない! 「マチネ・ソワレ」って聞いたことある?

■2.5次元舞台でよく聞く「マチソワ」ってなに?

語源はフランス!

「刀剣乱舞」や「A3!」など、いまやすっかりオタク間でもメジャーになった2.5次元舞台やミュージカル。いざ舞台のチケットを取ろうとすると、「マチネ」「ソワレ」という見慣れない言葉を目にしたこともあるのではないだろうか?

「マチネ」と「ソワレ」とは舞台用語の一種。それぞれ「マチネ=昼公演」「ソワレ=夜公演」を指し、1日に2回公演がある時は「マチソワ」と繋げることも。例えば「マチソワの間どこで時間を潰そう?」「今日はマチソワ通しで観劇する」などと使われる。

そもそも「マチネ」と「ソワレ」の語源はフランス語で、それぞれ「午前・朝」「夕方・夜」を表す言葉。ただし「マチソワ」に関しては日本人の造語であり、海外だと通じないようなので注意しよう。

ちなみに1日に3回公演がある場合は「昼」を指すフランス語の「ジュルネ」を使い、朝から順に「マチネ」「ジュルネ」「ソワレ」公演という風になる。中々「ジュルネ」まである公演は少ないため、観劇仲間に教えてみると驚かれるかもしれない。

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同じ公演でも雰囲気が違う!?

基本的に「マチネ」と「ソワレ」の違いは開演時間だが、舞台好きにとっては同じ内容でも「マチソワ」で雰囲気が変わるという人が多い。

初演の「マチネ」公演では全員がその舞台を初めて見る分、笑いなどの反応が大きくなりやすいよう。またネット上では「マチネは平日だと有給を取らないと行けない人が多数だからチケットがとれる気がする」「劇場内でネタバレされるのが怖いので絶対マチネをとります」といったコメントが。

一方「ソワレ」にもメリットはあり、「マチソワがある公演だとソワレの方がアドリブが入ったりして面白い」「あとの公演の方がよりブラッシュアップされた演技が見られるから好きだな」という声も少なくない。

時間だけでなく様々な違いがある「マチネ」と「ソワレ」。チケットを取る際に「マチソワ」
の特性をしっかり把握しておけば、一層舞台を楽しめそうだ。

(文=ザ・山下グレート)

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