怖すぎて放送禁止に! ガチャピンが歌った伝説の曲「たべちゃうぞ」
■ガチャピン、悲劇の放送禁止
歌詞が怖すぎた!?
子どもに大人気のキャラクター・ガチャピン。長年愛され続けている存在だが、歌唱曲が“放送禁止”になるという悲しい出来事があったことをご存じだろうか。

「ガチャピン・ムック」公式サイトより
ガチャピンは相棒のムックとともに、1973年から放送がスタートした「ひらけ! ポンキッキ」に登場。以降もテレビの枠を越え、イベントや広告に至るまで様々な分野での活躍が続いている。すっかり国民的キャラへと成長したガチャピンだが、歌唱曲「たべちゃうぞ」が放送禁止になったのは1975年のこと。“歌詞が怖い”というクレームを受けて、わずか2週間で放送できなくなってしまったのだ。
「たべちゃうぞ」は吉田拓郎が作曲し、歌詞は一般公募の上で岡本おさみが補作詞を担当。“言うことを聞かない子は食べてしまうぞ”という内容の歌詞で、“鍋で茹でる””頭から投げこむ”などの具体的な表現も…。確かに幼児教育番組のキャラクターが歌う曲としてはおどろおどろしく、放送禁止になるのも無理はないかもしれない。
ガチャピンが語る切ない思い出
ガチャピンにとって黒歴史と呼んでも過言ではない「たべちゃうぞ」。2003年に放送された「トリビアの泉」で同曲が取り上げられた際、ガチャピンが「記憶にありません」とコメントを残したことでも注目を集めた。
とはいえガチャピンにも思うところがあったらしい。2014年のイベントで“印象に残っている曲”として「たべちゃうぞ」を挙げ、「初めて1人で歌った歌だから。もう恥かきながら、大汗かきながら一生懸命歌った歌だから」と説明。放送が中止になったことを伝えつつ、「世の中厳しいなぁってその時に思いました」と素直に明かしている。
そんな「たべちゃうぞ」はネット上でも語り継がれていて、「歌詞見たら下手なホラーより怖いわ」「放送禁止になったの根に持ってたのかwww」といった声が続出。曲を耳にする機会があれば、どれだけ怖いのかじっくり聴いてみては?
(文=ザ・山下グレート)