「ちびまる子ちゃん」父・さくらひろしはちゃんと働いていた!? 気になるその仕事は…

■いつも家でヘラヘラしているイメージだが…?

いつしか“ひろし無職説”が飛び交うように

「ちびまる子ちゃん」の父・さくらひろしといえば、いつも酒を片手にヘラヘラしているイメージ。一家を支える大黒柱とは到底思えない体たらくだが、そもそも彼はいったい何の仕事をしているのだろうか。

「ちびまる子ちゃん」公式サイトより

さくら家の家族構成は3世代6人。年金暮らしの祖父と祖母、まる子の両親であるすみれとひろし、そしてその娘のさきことまる子である。すみれは特に働いている描写がないところを見るに、恐らく専業主婦。となると必然的にさくら家の家計は、ひろし1人が支えていることになるだろう。

だが残念ながら世間が抱くひろしのイメージに、彼が汗水流して働いている印象はほとんどない。その証拠に以前彼の口から“1日働いて帰ってきた”というワードが出た際には、視聴者の間で「え、ひろしって働いてるの!?」「完全にニートだと思ってた(笑)」などの驚きの声が飛び交っていた。

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ひろしの職業は八百屋?

そんな残念なイメージがつき纏うひろし。結論から言うと、彼の職業は不明である。よくネット上で囁かれているのは“八百屋説”だが、これは作者・さくらももこの実家が八百屋であったため。実際に彼女のエッセイ「たいのおかしら」には「ヒロシは次男なのに家業の八百屋をうっかり継ぐ事になり、嫁はそれまでやっていた看護婦をやめて八百屋を一緒にする事になった」と明記されており、コミック版「ひとりずもう」ではさくら家が“さくら青果店”を営む様子が描かれている。

しかしだからといって、ひろしの職業=八百屋と決めつけるのはまだ早い。というのも「ちびまる子ちゃん」は、あくまで実際の体験を含む“物語”。架空の登場人物が登場したり、事実がデフォルメされることはざらにあるのだ。現に我々が目にするさくら家は普通の一軒家であり、肝心の八百屋要素はどこにも見当たらない。ちなみにその理由については、“いちいち店先の様子を描くのが面倒くさかったから”というのが通説になっているよう。

つまりひろしの職業は八百屋ではない“何か”。もしかしたらサラリーマンかもしれないし、もっと別の職業かもしれないのである。ただ確実に言えることは、ひろしは断じて無職ではないということ。作中には働く姿こそ登場しないものの、ひろしも家族のためにちゃんと働いている… それだけは彼の名誉のためにもぜひ覚えておいてほしい。

(文=ザ・山下グレート)

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