終末のワルキューレ 45話 ネタバレ「零の哀しみ」禍々しい零福の正体や過去にファン驚愕
■少年のような姿をした零福の正体とは?
周囲に福を“零す”神さま
2021年3月25日に発売された『月刊コミックゼノン』5月号の『終末のワルキューレ』第45話「零(ぜろ)の哀しみ」では、毘沙門天を含む七福神が合体した神“零福”に注目が集まっている。

アニメ『終末のワルキューレ』公式サイトより
神でありながら人類側の闘士として闘技場に立つ釈迦。対する神側闘士は、釈迦とは因縁ある七福神が合体し“零福(ぜろふく)”という1柱の禍々しい神が姿を現す。
合体した神に驚くゲルだが、ブリュンヒルデは七福神は仮の姿であり“零福”こそが本来の姿であること、もともとは周囲に『福を零(こぼ)す』善神であったのだと語る。
嫉妬から人間への愛が憎悪へ
かつて零福は心優しき神であったが、天界から降臨した彼が目にしたのは、死や病気など八苦に喘ぐ人間の姿だった。どうしたら人間を幸せにできるのかと考え、人間たちの“不幸を吸い取る”ことにした零福。
多くの人間の不幸を吸い込み続けたことで、自身の体がボロボロとなり苦痛に苦しんだ零福だが、人間たちを幸せにすることで幸福を感じていた。ところが、不幸を吸い取るほど人は幸福を見失い、結果として堕落してしまったのだ。
打ちのめされる零福。ところが、釈迦に従う人間たちはみすぼらしく見えるも、その表情は幸福に輝き満ち足りていた。人である釈迦に嫉妬した零福は、人間への愛が憎悪へと反転したことで人類を滅ぼす神へとなりかけてしまう。そのため、自ら“7つの神”七福神へと分裂したのだ。
こうして、異例続きな第6回戦の幕が切って落とされた。釈迦への憎悪を漲らせた零福は天誅を下すと宣言する。ところが、先制で膝蹴りを入れた釈迦は零福を覚えていないと言うのだ……。
ネットでは「零福、あんなに頑張ったのに… 努力って報われないんだな~」「悪鬼となりかけた零福が七福神に分かれた理由に泣ける」と同情する読者や、「釈迦様、ファンキー過ぎる!」などのコメントが寄せられている。
人から神になった釈迦と7つの神へと分裂していた零福。想像を超えた対決に次回も目が離せない!
(文=マルデガワ咲)