毛利蘭のトレードマーク“角”… コナン連載初期には生えていなかった!?

■毛利蘭の初登場シーンをチェック!

丸みを帯びた“寝グセ”程度の髪型?

人気マンガ『名探偵コナン』に登場するヒロイン・毛利蘭。彼女のトレードマークといえば、ツンと尖った三角形の髪型といっても過言ではない。そんな蘭の“角”は、いったいいつから生えていたのだろうか。

アニメ「名探偵コナン」公式サイトより

本作が『週刊少年サンデー』で連載がスタートしたのは1994年のこと。記念すべき第1話「平成のホームズ」は、工藤新一が推理を披露する場面から始まる。事件解決後、自身の活躍を伝える報道で上機嫌な新一に「バッカみたい… ヘラヘラしちゃって…」とツッコむのが蘭の初登場シーンだ。

気になる蘭の角はまだ生えておらず、丸みを帯びた膨らみが何カ所か描かれているだけ。髪型としては寝グセ程度で、角と呼べるようなものではなかった。現在のキャラクターデザインを意識しながらコミックスを読み返せば、“角のない蘭”に違和感を覚える人が多いはず。

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テレビアニメ版の第1話では?

ファンの間で「蘭にツノらしきものが生えてきた」とされているのは、コミックス第3巻のころ。冒頭から角度によっては角のように描かれているカットもあり、今ほどは尖っていなくても確かにカドが出てきたようにも見える。また4巻になるとどの角度でも角が突き出ているような描写になり、5巻では角がはっきり目立つようなかたちで描かれていた。

丸い膨らみから立派な角へと成長した蘭の髪型だが、テレビアニメ版では驚くべきことに第1話からほぼ角ができた状態で登場。アニメはマンガ連載開始から2年経過した1996年にスタートしているため、原作第1話のキャラデザよりもリアルタイムで進行中の連載を参考にしたのかもしれない。

ネット上では蘭の角がネタのように扱われることもあり、「蘭ちゃんのツノで犯人を倒せそう」「帽子被る時にあのツノってどうしてるのかな」といった声が。今後“角のない蘭”が描かれることはあるのか、キャラデザの変化が気になるところだ。

(文=ザ・山下グレート)

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