なかなか気づけない! 声優・TARAKOがとなりのトトロで演じていたのは?
■「ちびまる子ちゃん」放送開始以前に出演!
エンドクレジットにキャラ名はナシ…
アニメ「ちびまる子ちゃん」主人公のまる子役で有名な声優・TARAKO。実はスタジオジブリのアニメ映画「となりのトトロ」への出演経験も持っているのだが、出番が僅かだったためあまり知られていないようだ。

「となりのトトロ」スタジオジブリ公式サイトより
TARAKOといえばこれまでに「ちびまる子ちゃん」以外でも、「まじかるタルるートくん」や「みかん絵日記」で主役の声を務めてきた実力派。他にもテレビ番組のナレーションやCMソングを担当するなど、幅広い活躍を見せている。ちなみにアニメ「ちびまる子ちゃん」の放送が始まったのは1990年のこと。国民的アニメへと成長しただけに、TARAKOの声は誰の耳にもすっかりおなじみだろう。
一方「となりのトトロ」は1988年に公開されており、TARAKOがまる子役を務めるより前の作品にあたる。それにしてもTARAKOだとはっきりわかる声は聞こえてこず、エンドクレジットにTARAKOの名前はあれども役名までは確認できなかった。
TARAKOの声に気づかない視聴者が続出!
種を明かすとTARAKOが「となりのトトロ」で演じていたのは、なんと坂本千夏が演じたメイ。坂本のスケジュールが合わなかった際、“代役”というかたちでTARAKOが一部分だけメイの声を担当したという。該当部分は姉のサツキとケンカした際の「お姉ちゃんのバカー!」と泣き叫んだセリフだといわれている。
「となりのトトロ」はテレビで度々放送されるほどの人気作ながら、TARAKOの出演を知らない視聴者からは「TARAKOさんどこに出てたの?」「声を聞いてても全然わからなかった!」などの反響が続出。またTARAKOの他にも大谷育江や千葉繁といった有名声優も端役で出演しており、「改めて考えると『となりのトトロ』の声優陣ってめっちゃ豪華だよね」という声も寄せられていた。
アニメ作品に限らず古い作品に触れてみると、思わぬキャストの発見につながるかも?
(文=ザ・山下グレート)