ゴールデンカムイ 272話 ネタバレ「イポプテ」アシリパ救出! 裏切り者となった有古へ放たれた無情な銃声!?
■鶴見中尉を裏切る有古の思い
アイヌの小刀“マキリ”
今週は緊張感ある脱出劇となった。2021年3月18日発売の『週刊ヤングジャンプ』16号に掲載された『ゴールデンカムイ』第272話「イポプテ」(正しくは「プ」が小文字)。捕らわれのアシリパを救うため、鶴見中尉らが居る教会へと乗り込む有古一等卒だったが…。

漫画『ゴールデンカムイ』公式サイトより
回想シーンからスタートした今週の『ゴールデンカムイ』。互いに戦場で死にかけていた時、菊田特務曹長は部下である有古一等卒から「自分用のマキリを作りたい」と打ち明けられる。“マキリ”とは、アイヌの人々が使う小刀のこと。アイヌである父親が作ってくれていたらしいが途中で死んでしまい、作りかけの父親のマキリも行方不明になっていたのだ―。
雨降る夜に菊田が視たもの
時は戻り、現在。アシリパたちを救うため教会を訪れた有古は、鶴見中尉に自身の裏切りを見破られ銃撃されてしまう。負傷した有古だったが、どうにかアシリパたちを杉元が運転する車へと届けることに成功する。
ところが、足を撃たれ動けなくなった有古の胸元へと、月島は銃口を突き付け銃弾を撃ち込む。「イポプテ!!」(有古の本名)絶叫するアシリパ。雨の中たたずむ菊田の横を、アシリパを追う月島は表情も変えずに通り過ぎて行った。
躊躇ない月島に読者からは「非情な月島がここでも…」「共に死線を駆けた有古の死を菊田はどんな思いで…」といった悲しみの声の他に、「扉絵がアシリパさんと杉元との出会いなのが泣かせる」などのコメントが多く聞かれた。
鶴見中尉に暗号を奪われてしまったアシリパだが、杉元と合流したことでどう巻き返すのか期待したい!
(文=マルデガワ咲)