「ボボボーボ・ボーボボ」伝説! スポンサーなしでも打ち切りにならずに放送を続行!?
■人気作なのに打ち切り…?
保護者からの評判が悪かった「ボーボボ」
今年で20周年を迎えたジャンプの大人気ギャグ漫画『ボボボーボ・ボーボボ』。2021年2月20日にはニコニコ生放送でアニメの1~13話までが一挙放送され、視聴者数が20万人を超えるほど注目を浴びていた。ここまで名作ギャグとして愛され続ける「ボーボボ」だが、アニメは原作の途中のエピソードまでしか描かれておらず打ち切りのような終わり方をしている。

「ボボボーボ・ボーボボ」公式サイトより
「ボーボボ」のアニメが終わってしまった原因として多くの人が挙げているのは、PTAからの苦情だ。ギャグ漫画としては最高に面白いのだが、“鼻毛真拳”や“オナラ真拳”などあまり上品では無い表現も多いため保護者ウケは良くなかったよう。実際過去に行われた「子供に見せたくない番組」の調査では、「ボーボボ」がトップ10以内に入っていることもあった。
そのせいかは定かで無いものの、「ボーボボ」のアニメは2005年4月9日の放送からスポンサーが完全に消える事態に――。
簡単には終わらない!
しかし「ボーボボ」のすごい所は、スポンサーが消えてもしばらく持ちこたえたことである。本来スポンサー(番組を制作するためのお金を出してくれる個人や団体など)がいなければ番組は打ち切りになるはずなのに、なぜか「ボーボボ」は最終回までの約半年間スポンサーが消えたまま放送を続行。スポンサー無しで放送できた理由は明確になっていないが、ネット上では「どうしても『ボーボボ』をやりたいスタッフや放送局がお金を出し合っていたのでは?」といった声が寄せられていた。
結果的には打ち切りとなってしまったが、ファンから「簡単には終わらないのがボーボボらしかったww」「作品も規格外だけど放送のされ方もぶっ飛んでて笑う」など今でも伝説として語られている同作。先日行われたイベントの公開アフレコでも面白さが衰えないままだったので、昨今のリバイバルブームに乗っかって復活して欲しいものだ…。
(文=ザ・山下グレート)