ナウシカに実はあの人が出演… 王蟲の鳴き声の意外な正体
■「風の谷のナウシカ」に実はあの人が出演…?
王蟲の鳴き声に隠された秘密とは
1984年に公開されて以来、長く愛されているスタジオジブリの名作アニメーション「風の谷のナウシカ」。昨年12月の「金曜ロードSHOW!」でも放送されており、記憶に新しい人も多いのではないだろうか?

「スタジオジブリ」公式サイトより
同作は戦争によって腐海となった森を舞台に、主人公・ナウシカの活躍を描いた物語。中でも腐海に住む巨大な蟲“王蟲(オーム)”は、ダンゴ虫のような見た目をしたインパクト抜群のキャラクターだ。森を荒らされると王蟲は狂暴化することから、「子どもの頃王蟲がトラウマだった」「赤く光るのがめっちゃ怖い… 今でも赤いランプを見ると王蟲を思い出す」など深く印象に残っているという人も少なくない。
そんな王蟲だが、独特の「キー」という鳴き声の正体はギター。しかもその演奏者は、「バンビーナ」や「POISON」などで有名な日本を代表するロックスター・布袋寅泰である。
久石譲のオファーがきっかけ!
ファンの間では元々知られていたようだが、2011年に布袋寅泰がTwitter上で好きなジブリ映画を尋ねられた際に“「ナウシカ」の王蟲の鳴き声は自分のギター”と発言して話題に。ネット上で「あっさり凄いことばらしてるなww」「まさか大物が弾いた音だとは思わなかった」「何かの動物の鳴き声を使ってると思ってたから、そもそもギターだったのがびっくり!」といった声が相次いでいた。
さらに布袋寅泰は当時のオファーについて「久石譲さんに呼ばれてギターで泣いてくれと頼まれました。ずいぶん昔の話です」と告白。当時はまだブレイク前だったが、「確かにギターなのにちゃんと感情が伝わってくる音で凄い」「王蟲が本当に喋ってる感じだった」と布袋寅泰の技量を褒める声も多く見られる。
緻密な絵や迫真の演技が詰め込まれていて、世界に誇れるクオリティーのジブリ映画。ちょっとした場面にも凄腕のクリエイターが関わっているからこそ、素敵な作品に仕上がっているのかもしれない。
(文=ザ・山下グレート)