ムシブギョー ネタバレ作品レビュー 超熱血主人公の成長譚!

ムシブギョー1巻のストーリー、登場キャラたちの魅力を徹底解剖! 享保16年、津軽藩のとある村で強い武士になるため修行に励む少年・月島仁兵衛。仁兵衛の日常を大きく変えることになった、運命の日についてや魅力的なキャラクターをご紹介します。

■武士の本懐を果たすため、いざ江戸へ!

負傷した父に代わって…

享保16年、津軽藩の最奥にある村で月島仁兵衛は夜明けとともに鍛錬を開始していました。3,000回竹刀を素振りした仁兵衛は、父・源十郎が師範を務める月島流道場でさらに稽古を行います。

そこへ通りかかったのは松ノ原小鳥。小鳥は、お上の命で全国から猛者たちを集めていました。仁兵衛の稽古相手をする源十郎の強さを噂に聞いていた小鳥は、源十郎をスカウトします。武士として誇りに思うお上からの命ですが、源十郎は左足を負傷していて誘いを辞退。源十郎の左足は当て木を支えにかろうじて歩くことができる状態だったのです。

小鳥が道場を後にしようとした時、黙っていた仁兵衛が口を開きます。

仁兵衛「お待ちください! 松ノ原小鳥殿!! ならばこの月島仁兵衛、父のかわりにそのお勤めをやらせてください!!!」

予想外の展開に一度は仁兵衛の申し出を断ろうとする小鳥。しかし、仁兵衛の努力する姿や並々ならない覚悟を聞いて心がわりします。翌朝、2人は村を発ち江戸にある「蟲奉行所」を目指すのでした。

 

ただの熱血ではなく幼少期には辛い出来事も…

猪突猛進な性格で、強くなりたい気持ちが誰よりも強い仁兵衛。熱血漢でただ武士としての強さを求めているだけなのかと思いきや、そこには辛い理由がありました。かつて剣術の腕を極め、津軽藩の剣術指南役を任されていた父・源十郎は津軽藩主のお供で花見へ行くことに。幼かった仁兵衛は藩主の息子と同世代ということもあり、一緒に付き添います。

難しい話で盛り上がる大人たちに、飽きた藩主の息子と仁兵衛が散歩をしていた時のこと。熊を喰らう大きなバケモノと遭遇し、仁兵衛は震えながら刀を抜きますが動くことができません。そこへ、駆けつけた源十郎の一太刀で事なきを得るのでした。

しかし、藩主の息子の粗相で恥をかかせた罰として源十郎は左足の腱を刀で傷つけることに。走ることもままならなくなった源十郎に、罪の意識を感じている仁兵衛。父を超え、父が誇れるような武士を目指し奮闘するのです。

作中で人気NO.1ともいえる源十郎の活躍は、多くのファンを感動させています。

・月島家の親子愛、素晴らしいです… 源十郎さん…(泣)
・月島源十郎(ムシブギョー)出番こそ少なかれど、少年の心を掴むのには充分過ぎた
・因みに私はムシブギョーの中で一番月島源十郎が好きです
・ムシブギョーも仁兵衛源十郎叶親子最高すぎるんで見てくださいお願いします
・ムシブギョーは源十郎パパのかっこよさが魅力

 

■完結後も多くのファンが推したくなるストーリー展開

チート能力一切ナシの“リアル感”!

『ムシブギョー』は、仁兵衛が「死ぬまで絶対に負けない強い武士」を目指し奮闘する姿を描いた物語。仁兵衛は津軽藩の村で父を超えるために鍛錬を重ねますが、稽古では父に負け続き。さらに江戸へ渡ると、仁兵衛が苦戦した蟲をいとも簡単に倒す無涯と出会います。

物語開始から、主人公よりも強い猛者たちがゴロゴロ登場する『ムシブギョー』。近年流行している、チート能力を持った主人公たちとは大きく異なる王道らしさが魅力です。

怠らない努力で強くなっていく仁兵衛は、常に「死ぬまで勝ち続ける」という信念を忘れません。絶体絶命な状況を前にしてもその信念を思い出し、蟲に脅かされた人々の生活を守る姿は胸を打たれます。独特な世界観と登場キャラたちの努力・勝利で熱い展開を繰り広げた『ムシブギョー』は、2017年に完結を迎えました。

ストーリー完結後も根強いファンたちの感動は色あせず、現在でも作品に関する感想が多く投稿されています。

・ムシブギョーの主人公くらい日々鍛練したい
・お色気感動胸熱展開が沢山ある、絵柄が最高
・今さらムシブギョーをアプリで読んでいるのだが、おもしろいなこれ!!
・ムシブギョー、本当に面白いので読んで欲しい
・ムシブギョー好きだった… 懐かしすぎる… 漫画終わって悲しい…

 

仲間たちの強さに燃える仁兵衛! 『ムシブギョー』の今後の展開

1年で11人が死亡・4人が逃げ出してしまうような、過酷なお勤めを果たさなければいけない蟲奉行所。仁兵衛は一緒に働くはずの仲間たちから「どうせ辞める奴」と、相手にしてもらえません。

それどころか小鳥から、メンバーたちが戦う様子を見学するように指示される仁兵衛。納得がいかない気持ちを抑えて、仲間たちと蟲の戦いを見学します。4人それぞれが個性的な戦い方で蟲たちを蹴散らし、仁兵衛は仲間たちの圧倒的な強さに感動するのでした。

仁兵衛「これが、蟲奉行所…!!! なんという強さ…… なんと、素晴らしい!!!」

蟲から逃げ遅れた子どもを救うため、刀を抜いてしまった仁兵衛も負けじと参戦し仲間を驚かせます。仁兵衛の馬鹿力や立ち向かっていく勇気に、少し見直した仲間たち。仁兵衛は強い仲間たちに囲まれて働ける蟲奉行所へ来たことを嬉しく感じ、「認めさせたい!」と燃えます。

王道少年漫画に、蟲や歴史などのクセの強いテイストが加わった『ムシブギョー』。ぜひ一度、読んでみてはいかがでしょうか?

 

■『ムシブギョー』のキャラクター紹介

・月島仁兵衛(つきしま・じんべえ)

月島流道場の一人息子で、毎日鍛錬のために4,000回特製竹刀の素振りをしている。父を超える強い武士になるためなら、どんな努力も欠かさない熱血な少年。父に代わって江戸へ渡り、蟲奉行所に務めることに。

・月島源十郎(つきしま・げんじゅうろう)

月島流道場の師範で、かつて津軽範の剣術指南役を任されていた。剣術一筋で地位を獲得するほどの腕前だが、息子の不祥事で地位を剥奪される。武士にとって大事な左足に大怪我を負いながらも、息子へ武士道を叩き込んでいる。

・松ノ原小鳥(まつのはら・ことり)
月島源十郎をスカウトしに、お上からの命で江戸からやってきた蟲奉行所の役人。蟲奉行所のメンバーをまとめるリーダー。

・無涯(むがい)
蟲奉行所メンバーの一人で、かつて「蟲狩(ムシカリ)」と呼ばれる蟲退治集団に所属していた。圧倒的な強さを誇る蟲退治のスペシャリスト。

・恋川春菊(こいかわ・しゅんぎく)
蟲奉行所メンバーの一人で、かつて500人以上を斬り殺してきた大罪人。斬撃のスペシャリストで2本の刀を使いこなす。「カカ!」という独特な笑い声が特徴。

・火鉢(ひばち)
蟲奉行所メンバーの一人で、忍者一族の末裔。火薬を武器に扱い、身軽な戦い方は空中戦も難なく対応できる。発破のスペシャリスト。

・一乃谷天間(いちのたに・てんま)
蟲奉行所メンバーの一人で、陰陽道を司る土御門家に関わりがある由緒正しい家の生まれ。式神を扱いながら戦うことを得意とする。気弱な性格でメンバーの中では最年少。

(文=ザ・山下グレート)

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