クッキングパパはレシピ本としても最高!? 長寿マンガの魅力を深堀り!

クッキングパパ1巻を徹底解説! 主人公はクッキングパパこと会社員の荒岩一味。1992年にアニメ化もされた国民的大人気漫画です。今回は「クッキングパパ」の魅力をご紹介。主人公の人柄やその家族、個性的な登場人物に注目してみましょう。

■「クッキングパパ」の人物像とは!?

料理ができることを隠す理由は?

普通の会社員の日常を描いた「クッキングパパ」。同作では、昼休憩時に一味が弁当を食べようとするところから始まります。するとそこに、天丼を持った常務取締役があらわれ、一味に弁当を交換して欲しいと伝えてきます。

取締役は一味の弁当が大好きなのですが、その弁当を作っているのは一味の妻の虹子だと勘違い。しかし「クッキングパパ」というタイトルからもわかる通り、この弁当を作ったのは一味本人ですがそれを隠しています。

その理由は「恥ずかしいから」というなんともかわいいもの。一味は体が大きく、性格は優しくて真面目なのですがとてもシャイなキャラクター。その上不愛想で、仕事にとても厳しい営業部の主任です。ただふとした時に出る優しさが、一味の人間的な魅力を引き立たせています。あなたも優しくてシャイで、料理上手なクッキングパパを大好きになるはず。

 

料理上手なサラリーマンの日常

仕事中は厳しい一味ですが、どんなに忙しくても定時の17時になると帰宅します。その理由は小学2年生の息子、誠にご飯を作るため。

同作の中で、初めて誠が登場するシーンでの一味の嬉しそうな顔は、まさに“どこにでもいるお父さん”。普段無口でシャイな一味が見せる初めての笑顔ということもあり、一味に対して思わず親近感を持つ印象深いシーンです。

ご飯を食べ終えた2人が一緒にお風呂に入っていると、そこに一味の妻・虹子が帰宅します。虹子は新聞社の記者であり仕事が忙しく毎日バタバタしていて、まさに仕事人という言葉がよく似合う人物。そんな虹子は一味のことが大好きです。ある時用事があって一味から虹子の会社に電話がかかってきた時も、虹子は周りの人はお構いなく一味に愛を伝えました。困惑する周囲に対して、照れながらどうしていいか分からずにいる一味。そんな2人の対照的な性格も同作の魅力です。

人間味溢れる登場人物が魅力の「クッキングパパ」。ファンからも個性的な登場人物に対し、絶賛の声が上がっていました。

・共働きする夫婦の理想形だ。こんな旦那様が欲しい!
・理想の夫、荒岩さんに出会ってしまった…
・虹子の勢いがいい!
・誠が可愛い。一味は人間完成されすぎ!
・料理も仕事もできるのはかっこいい。

 

■美味しそうな料理の数々に悶絶…

プロ顔負けの料理が続々登場!

個性的な登場人物が魅力の「クッキングパパ」。しかし注目し忘れてはいけないのが、「クッキングパパ」というタイトルの通り、同作で紹介されている料理の数々。アイスクリームのようなデザートから、モーニング、中華、カレーやラーメンまで手作りしています。中でもラーメンは、チャーシューからスープまで手作りの本格派!

料理は全て材料や工程が紹介されていて、ラーメンのような手の込んだ料理以外にも、簡単に5分でできる料理も紹介されています。今晩の献立を考えるついでに読んでみるのも良いのではないでしょうか?

ちなみに「クッキングパパ」は1話完結で、1話ごとに1つの料理が紹介されています。そのため同作でも、12種類とたくさんの料理が登場。楽しみながら料理の勉強をすることができるのも同作の特徴です。

そんな一味の料理には読者からもたくさんの声が寄せられています。

・レシピを試してみようかなと思った。
・料理を通じて家族や同僚をも想うパパさんの良さが面白い。
・男の料理といった感じ。今では定番のエッグトーストはここから始まった。
・野菜の重ね煮チーズのせのイタリアン鍋。竹田さんとまるごとカレー! これマネしました美味かった。
・作りやすそうなレシピが多いから参考になる!

 

次は何を作るのか?「クッキングパパ」の今後の展開

一味、虹子、誠などの初期からのキャラクターに加え、個性的な登場人物が続々登場する「クッキングパパ」。一味がつくる絶品料理を中心に、仕事の話や家族の話も注目すべきポイント。普段は厳しい一味ですが、物語のところどころでみせるシャイな優しさで、読者の心を鷲づかみ。

もちろん家族の温かい日常も相変わらず。虹子が繰り広げるドタバタ劇や、そのほかの登場人物がどのように描かれているのかにも注目。そしてなんと同作中には、既婚者である一味を好きになってしまった登場人物も描かれています。禁断の恋は今後どうなっていくのでしょうか。

楽しみな要素がたくさんある「クッキングパパ」。料理に注目してみたり、登場人物に注目してみたり、様々な楽しみ方がで読むことができます。

次はどんな料理が出てくるのか! 次々と出てくる美味しそうな料理と登場人物たちが巻き起こすユーモアあふれる展開が「クッキングパパ」の今後の見どころです。

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■「クッキングパパ」のキャラクター紹介

物語を彩るメインキャラクター5名をピックアップ!

・荒岩一味(あらいわ・かずみ)

「クッキングパパ」の主人公で、営業部主任かつ一家の大黒柱。体が大きく無表情なので不愛想に見えがちだが、性格はシャイ。営業部主任ということで普段は忙しい毎日を過ごしながらも趣味で料理を作っている。料理の腕前が高く、一味が作った弁当と交換して欲しいという人物も表れるほど。

・荒岩虹子(あらいわ・にじこ)

「クッキングパパ」の主人公一味の妻。地元の新聞会社で働く記者。仕事は忙しく上手くいっている。家事が苦手。作中では一味に料理を頼まれて焦がしてしまう場面も。一味のことが大好きで、その思いが強すぎて周りに惹かれてしまう事もあるが本人は全く気にしていない。

・荒岩誠(あらいわ・まこと)
一味と虹子の息子。小学2年生。いつも一味が作る料理を楽しみにしている。同作の見どころの一つ、普通の家族の日常を描くために欠かせない人物。小学2年生ながらとてもしっかりしている。

・木村夢子(きむら・ゆめこ)
一味の部下。一味が恥ずかしくて隠している、料理上手な一面を知っている。一味のことが気になっており、あの手この手を使って一味の気を引こうとする。その積極的なアピールでいつも一味を困らせている。

・田中一(たなか・はじめ)
一味の部下。仕事中に手を抜いたり二日酔いで会社に遅刻したりするお調子者キャラ。普段は厳しいが彼女とのデートの時には早めに家に帰してくれる一味を慕っている。年齢の割に出たお腹を気にしている。

(文=ザ・山下グレート)

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