執事たちの沈黙 ネタバレ作品レビュー お嬢様が恋した相手はクズ人間!?

執事たちの沈黙の1巻を徹底解説! お金持ちのお嬢様の執事を務める主人公・和巳義経には裏の顔が…? 今回は人気少女漫画「執事たちの沈黙」の魅力を解説していきます。クズ執事と箱入り令嬢のちょっと変わった恋愛模様を覗いてみましょう。

■『執事たちの沈黙』はお嬢様の勘違いから始まる恋の物語!

執事はパチンコと女遊びが大好きなクズ人間!?

クズ執事と世間知らずな箱入りお嬢様の恋愛を描いた「執事たちの沈黙」。泉川家で執事を務める和巳は、ワガママで世間知らずな泉川家の令嬢・椿に手を焼いていました。和巳はそんなワガママにも耐え忍び、執事としての仕事を完璧に全うする完璧執事。

しかし、和巳の裏の顔はパチンコと女遊びが大好きなクズ人間だったのです。こんな裏の顔を泉川家の人間に知られるわけにいかない和巳は、プライベートでは変装して出歩いているのでした。

そんなある日、和巳はいつも通りパチンコを終えて店から出ると、椿がひったくりに合っている現場を目撃。普段の椿のワガママに不満を抱えていながらも、和巳は椿を助けてあげるのでした。その際、名前を聞かれた和巳は歳三と名乗ります。

しかしこれが運のつき、なんと椿は変装した和巳、つまり歳三に恋に落ちてしまうのです。こんなことが依頼主、つまり椿の父にバレたらただじゃ済まないと考えた歳三はあの手この手で椿に嫌われるよう手を尽くすのですが、世間知らずな椿は動じません。次第に和巳も椿を意識するようになっていきます。

嫌わせたい和巳と好かれたい椿のすれ違いが面白い!

ひったくり騒動をきっかけに和巳の裏の顔・歳三に恋をした椿。あの手この手で歳三にアプローチをかける椿とは裏腹に、和巳は自分を嫌わせるように振る舞います。椿が大嫌いなニンジンを食わせようとしたり、女遊びやギャンブルにのめり込む歳三の写真を見せたり、椿から嫌われるために奮闘するのです。

しかし、和巳の思惑とは裏腹に椿の恋心はそんなことでは揺るぎません。もはや逆効果で、椿の恋心をより強める結果となってしまいました。これには和巳も「なんでそうなるの!?」と、キレキレのツッコミを入れます。2人の見事に噛み合わないすれ違いはさながらコントのようです。

また、歳三にはデレデレな椿ですが、執事として働く和巳にはとことんワガママっぷりを披露します。和巳と歳三は同一人物なのに全く気づいていない椿の鈍感っぷりも本作の見どころです。

少女漫画でありながらコメディ要素も取り入れている『執事たちの沈黙』は、多くの読者から「面白い!」との声が上がっています。

・椿が全然和巳の思った通りに動かなくて面白いです(笑)
・この作家さんの作品…今迄読んでこなかったけど、こんなに面白いとは…
・おバカなお嬢に笑える!そしてリアルな男にまた笑える!

 

■主人公・和巳のギャップに萌える!

椿に全力を尽くす姿にキュンキュン!

主人公・和巳はお金持ちの家で執事を務める一方で、普段はパチンコと女遊びを愛するクズ人間。仕事中は品のある執事を演じ、椿に対しても丁寧に接しています。しかしプライベートでは毎日パチンコ通い、女遊びに興じている典型的なダメ男です。

しかし、そんな裏の顔がある和巳ですが、優しい一面も持ち合わせています。普段は椿のことを邪険にしているのに、何だかんだでいつも椿を助けてあげるのです。椿が歳三のことで頭がいっぱいになりテストで赤点を取ったときも、歳三の姿で椿の前に現れ勉強を教えてあげるのでした。

和巳は歳三になるために服装・髪型・言動まで変えるため、かなりの手間がかかります。しかし、いざとなると椿のために手間をかけ助けてあげるのです。何だかんだ言いつつも優しい和巳のギャップに、キュンキュンすること間違いなしでしょう!

また、プライベートではダメ男だから「私生活はグダグダなのでは!?」と思いがちですが、そんなことはありません。執事をしているだけあり家事は全部1人でこなせますし、投資目的でアパートを所有していたりと将来のことも見据えています。

『執事たちの沈黙』の主人公・和巳は思わず女子が萌えてしまうギャップ系男子。和巳のギャップに対する人気の声も上がっています。

・かずみの執事のときと、普段のギャップがたまらないです。
・口の悪い執事サイコーwww
・執事がカッコ良すぎる!なんだかんだ優しいし。

2人の恋の行方は?『執事たちの沈黙』の今後の展開

勘違いから始まる一風変わった恋模様を描く少女漫画『執事たちの沈黙』。相手に嫌われたい和巳と相手に好かれたい椿の恋の行方はどうなっていくのでしょうか!? 2人は付き合うことになるのですが、それも椿のメンタルに支障をきたさないための和巳の苦肉の策。これから2人の関係がどのように発展していくのか全く予想もつきません!

しかし、椿に嫌われるよう尽力している和巳ですが、椿の一途なところにドキッとしているシーンもあります。しかも夢の中に自分に甘える椿が出てくるなど、椿のことを無意識に意識している描写もみられました。ひょっとすると和巳は一途で世話が焼ける女の子に弱いのかも…?

とは言え和巳は泉川家に雇われている執事。家主の令嬢に手を出すなどあってはいけない立場です。今後2人の恋が進んでいく上でこの問題は避けて通れないでしょう。2人の恋の行方、家庭の問題、和巳と歳三の誤解が今後の『執事たちの沈黙』の見どころになりそうです。

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■『執事たちの沈黙』のキャラクター紹介

物語のキーとなるメインキャラクターをピックアップ!

・和巳義経(かずみ・よしつね)

『執事たちの沈黙』の主人公で、泉川家で執事として働いている20代の男性。整った顔立ちにスタイル抜群、容姿端麗な美青年です。椿が幼い頃から面倒を見ており、彼女の好き嫌いや行動パターンを把握しています。ワガママな椿に対して文句も言わず、忠実に働く執事です。と、表向きは真面目でクールな執事ですが、プライベートではパチンコ・女遊びが大好きなクズ人間。仕事中とは服装から喋り方、髪型まで異なります。和巳曰くこの裏の顔こそが自分の本性で、自分を「クズ」だと自覚しているようです。

・歳三(としぞう)

和巳のプライベートの姿。歳三とは椿と会う際に使っている偽名。ボサボサのヘアスタイルにデニムパンツとTシャツというラフな格好が特徴です。ひょんなことから椿に惚れられてしまい、名前を聞かれた際にとっさに「歳三」と名乗ります。以後椿の前では歳三と名乗るようになりました。

・泉川椿(いずみがわ・つばき)

本作のヒロイン。泉川家で暮らす16歳の女子高生で、綺麗な顔立ちと抜群のルックスを誇ります。幼い頃から甘やかされて育ったお嬢様ということもあり、ワガママで世間知らずな性格。普段から執事の和巳には強く当たっており、和巳の反感を買うことになります。ちなみに、歳三と和巳が同一人物ということには気づいていません。

(文=ザ・山下グレート)

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