ふたりソロキャンプ ネタバレ紹介 孤高の男が美少女に懐かれたワケ

ふたりソロキャンプってどんな作品!? ご自身も大のキャンプ好きである作者・出端祐大が贈るハウツー漫画です。初心者から熟練キャンパーのみならず、あまり興味がない人でも楽しく読める『ふたりソロキャンプ』の魅力を徹底紹介します!

 

■1人なの? 2人なの? 『ふたりソロキャンプ』とは!

まずはこの作品のタイトルでもある、『ふたりソロキャンプ』という言葉。これは当作品のヒロイン・雫が主人公である厳にどうしても知識を教わりたいがために編み出した方式なのです。では、この『ふたりソロキャンプ』がどういう経緯で生まれ、どんな形式なのかをご説明いたしましょう!

自然と孤独をこよなく愛するベテランソロキャンパー、主人公・樹乃倉厳(きのくら げん)。彼は今日もいつもと変わらぬソロキャンプを満喫するはずでした。しかし突然現れたど素人女子・草野雫(くさの しずく)に、何故か半ば脅されるような形で『ふたりソロキャンプ』という名目の元、指導をする羽目に…!

雫「あたしが安心してソロができるその日まで! あたしっ おじさんについていきます!! ふたりソロキャンプしましょう!! 師匠!!!」

うーん、なかなか強引ですね… ていうか、初対面のおっさんに対してもっと危機感持とうよ!? それはさておき、彼女が発案するこの『ふたりソロキャンプ』のルールを見ていきましょう。

『ふたりソロキャンプのルール』
その1: 現地集合・現地解散
その2: テントはそれなりに離すこと
その3: やれることは自分だけでやること
その4: 独りにになりたい時間を邪魔しないこと

基本はこの4つのルールとなります。考え方としてはソログル(ソログループキャンプ)に近いのでしょうか。厳がハウツーやルール・マナーを教え、雫はそのお礼として厳に料理をふるまう… といったものが、彼ら2人のキャンプの主な流れです。

しかし、この『ふたりソロキャンプ』という形式、「ソロでやってみたいけど、いきなり1人は不安。でも多人数でのソログルは何だか違うし…」という駆け出しキャンパーには、なかなかいい方法なんじゃないでしょうか? もちろんその日偶然出会った(その上パンツを見られた)おっさんとするなんていうのは危険度MAXなので、ちゃんと信頼のおける人と行うのが望ましいですけどね。

孤独こじらせ系おじさん×ウザかわ奥手女子。もどかしい~関係に萌ゆる! 意気込んで初ソロキャンプに行ったものの、道に迷った挙句川に落ち、おまけに見知らぬおっさんにパンツを見られた上に押し倒された雫。

ソロキャンプ中、トイレから戻ってきたら自分の焚火の前で知らない小娘が何故か下半身パンツ1枚になってた上にビンタされ、しかも不慮の事故で押し倒したことをネタに脅される厳。

ゼロどころではなくマイナスから始まった2人の関係。普通こんな始まりでは何も生まれずに終わるのが妥当ですが、しかし『ふたりソロキャンプ』を通じて2人の距離は少しずつ、本当~に少しずつ(もどかしい…)縮まっていきます。

しかし雫の方は会う度にどんどん厳に惹かれていっているものの、一方お相手の厳は雫の気持ちにてんで気付いてない様子。それどころか、雫を一人前に育てる事こそが自分の使命だと思い込む始末で…。ああ~もどかしい… でもこのじれったい関係性、正直言って萌えます。

全くもって厳は鈍すぎます。彼の鈍さを端的に表すのが以下のシーン。

雫の気持ちに気付いた厳の友人・彰人にある時「でも雫ちゃんは厳に気があるでしょ?」と聞かれるも、厳は「いやそれはないだろ」とまさかの即否定。彰人も厳のあまりの鈍さに(マジかよこいつ…)と絶句してしまいます。ここを読んだときは(マジかよこいつ…)と思わず彰人と思考が完全シンクロしました。

雫「確かに厳さんはコミュ障だし 無愛想だし 口は悪いし ヒゲはボーボーだし! でも あたしは厳さんと『ふたりソロキャンプ』やりたいんです! 厳さんといるのつまんなくなんかないですから!」

可愛い女の子にこんなことまで言われたのに全く気がつかないってどういうこと… しかし厳のこの鈍さと孤独のこじらせっぷりもまた、当作品の持ち味であり重要ポイントなのです。これだからこの2人の関係性は面白いし、今後の展開が気になってたまりません!

それに、雫がいじらしくて可愛らしいんですよね。最初こそ無茶苦茶で強引なウザかわ系女子という印象でしたが、回を追う毎にその可愛さと魅力がどんどん発揮されていきます。活発な性格に反して、恋愛面では奥手なところも萌えポイントですね。厳が初めて『ふたりソロキャンプ』という言葉を使ってくれた時、嬉しさのあまり赤くなる雫はたまらなく可愛いので、ここは是非とも読んで頂きたいシーンです!

 

よだれズビッ! 絶品キャンプ料理の数々!

この作品を紹介する上で欠かせないのが、毎回のように登場する絶品キャンプ料理の数々。キャンプ場という制限のある場所ながら、調理師志望の雫がその腕をふるってバラエティー豊かな様々なジャンルの料理を作ってくれます。

出来立ての料理を頬張り、お酒を煽って「うまぁ~~~!」と至福の表情を浮かべる厳と雫2人の姿は、もう見ているだけでこちらの食欲も刺激されます。あまりにも美味しそうなため、ダイエッターや禁酒中の人にとってはまさに飯テロです。

そして作者さんご自身が酒飲みであるためか、漫画中に出てくるレシピは大抵『酒と合う料理』。酒に合う料理というのは大抵米にも合うものなので、普通にご飯のおかずとしても美味しそうです。下戸の人も安心してよだれをたらしてください。

さらにはキャンプ場という限られた条件下で作ることを想定しているため、特別な調味料や技術は必要ない比較的簡単なレシピが多いのも特徴。コンビニで買える物だけで対応できるレシピもあるので、普段料理をあまりしない人でも真似できる安心設計となっております。

それでも面倒くさいと感じる人も大丈夫。缶詰を炙ってちょい足しするだけとか、肉を焼くだけの超シンプル飯『厳の雑飯(ざつめし)』も色々と登場しますよ。これはこれで美味しそうなので、是非ご覧あれ!

 

キャンプ初心者必見! キャンプ用品(ギア)解説!

キャンプをする上で欠かせない、テントやコンロ・焚火台といったキャンプ用品(ギア)。『ふたりソロキャンプ』ではこのキャンプギアについても、理論的かつわかりやすくしっかりと解説されています。

各ギアの種類や素材・特徴とそのメリット・デメリット、また選び方などが丁寧に解説されていますので、ハウツー本としても使えるのが当作品の特徴の1つ。グループやファミリーで行う際にも役立つ知識が揃っています。

そして数あるギアやキャンプ知識の中でも、特に焚き火関係についての知識量と情熱は圧巻の一言! 焚き火のやり方を感覚でなく理論でしっかり説明しているので理解しやすく、初心者だけでなく全てのキャンパーのタメになること請け合いです。

焚き火を料理にも使える『織火(おきび)』にする方法・火口に使うフェザースティックの作り方など、正直「焚き火1つでどんだけ引き出しあるんだよ!?」と思うくらい数々の焚き火テクが紹介されています。

焚き火の後処理の仕方・炭などの処分方法からキャンプ場以外で焚き火をする際の注意点についてまできちんと説明されていて、作者さんご自身が焚き火が好きなんだろうな… と思わずにはいられないレベルです。

また、キャンプ場を利用する際のマナーや『ローインパクト』という考え方などについても触れられているところが素晴らしいですね。こういう話はつい説教臭くなりがちですが、当作品ではあまり説教と感じさせず、かつ『何故そうした方が良いのか』という点をしっかり説明できているのが上手いと思います。そんな実際に役立つ知識から胸キュン展開まで、色んな楽しさが満載の『ふたりソロキャンプ』は、今後も注目していくべき作品です!

 

■『ふたりソロキャンプ』のキャラクター紹介

・樹乃倉厳(きのくら・げん)

34歳の自然と孤独とソロキャンプをこよなく愛する主人公。無愛想・偏屈・口が悪いと、コミュ力という概念とは対局の位置に生きる男。焚き火が大好きで、2週間ほど焚き火をしないだけで禁断症状が出始めるほど。美味しい物を食べると無意識に顔が緩んで食レポしてしまう習性がある。過去に色々あって孤独をこじらせているが、雫と知り合った事で徐々にその心境に変化が…?

・草野雫(くさの・しずく)

20歳。短大生で春からは調理師の学校に通う、コック志望のナイスバディなヒロイン。魅惑の桃尻と巨乳の持ち主。九州は長崎出身で、普段は標準語で喋るが興奮すると無自覚に長崎弁が出てしまう。大の酒好きで、厳との『ふたりソロキャンプ』時には毎回のように大量の酒を空ける。厳の元に強引な方法で弟子入りしてくるために無茶苦茶な性格かと思いきや、実は恋愛面は奥手でいじらしいところもある非常に可愛らしい女の子。

・滝川彰人(たきがわ・あきひと)

厳の高校以来の親友(厳曰く『腐れ縁』)で、厳と同じくキャンプ好き。しかし性格は厳とは正反対で人当たりが良く、コミュ力が高い。チャラい見た目と言動に反して、実は友情に厚いめっちゃ良い人。雫の厳に対する想いを察して、相談役を買って出る。

・大空さや(おおぞら・さや)

雫の親友その1。雫と同じ短大に通っている。タレ目・黒髪ロングのおしとやかな見た目で、性格も3人の中ではおっとりしている方。友情がやや重めで、厳に雫を取られたと思っている。

・火野瑞希(ひの・みずき)

雫の親友その2。さやからの紹介で雫と知り合った。ネコ目・短髪でサバサバした性格のボーイッシュな女子。男と女『どっちもイケる』らしい。さやとは逆に、雫と厳の仲を応援するような言動が多い。

(文=ザ・山下グレート)

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