ドラえもん豆知識 国民的アニメの雑学系トリビアを紹介

ドラえもんといえば誰もが知っている国民的アニメ。しかしそんなドラえもんにも、知られざるプチ豆知識が数多く存在する。今回は学校や職場で自慢できるような、ドラえもんの雑学系トリビアをピックアップしてみた。

■【ドラえもん】ファンが作った“幻の最終回”に涙腺崩壊…

国民的アニメ「ドラえもん」に“幻の最終回”があることをご存知だろうか。“幻”といわれている所以は、公式ではないため。一説では工業大学のドラえもんファンが描いたといわれているが、そのクオリティーは公式と見間違えるほどかなり高い。一体どのような内容なのか、今回はファンが作った「ドラえもん」の最終回をお届けしよう。

ある日、いつものようにドラえもんに泣きつくのび太。“秘密道具を出してほしい”とお願いするが、なぜかドラえもんはうんともすんとも言わない。それどころか、その場に力なく倒れてしまう。

すぐさまドラミに相談したところ、原因は“電池切れ”。のび太は「なんだそうか。じゃあ早く電池換えてよ」とホッと胸を撫で下ろすが、そう簡単な話ではなかった。

本来旧ネコ型ロボットは、電池入れ替え時の補助記憶回路を耳に置いている。ところがドラえもんには耳がないため、記憶のバックアップがない。このまま電池を入れ替えると、今までの記憶が全部消えてしまうという。

選択肢は2つ。記憶を消してでもドラえもんを修理するか。未来の技術に期待して、ドラえもんをこのままにしておくか…。のび太が選んだのは「後者」。同時に“自分でドラえもんを治す”と決意を固め、自らの足で立ち上がる。

非公式といえど、のび太が自立する姿には「おい、誰か俺の涙を止めてくれ」「涙腺崩壊」「何回見ても感動する」「声出して泣いた」「哀しみは人を急速に成長させるのか」と感動の声が相次いだ。

それからのび太は勉強に励み、いつしか出来杉も及ばない秀才に。やがてのび太はロボット工学の第一人者になり、最後は感動のクライマックスを迎えて幕を閉じるのだった―。

 

■【ドラえもん】デスノートより怖い秘密道具登場!?

知る人ぞ知る「ドラえもん」のマイナー作品「ドラえもん のび太の未来ノート」をご存知だろうか。同作は1990年代に製作された教材用OVA。作品自体は15分ほどの短編アニメなのだが、大人になってから改めて見てみると“物凄く考えさせられる”そうだ。一体どのような作品なのか、あらすじをご紹介しよう。

ある日のび太・ジャイアン・スネ夫・しずかの4人は、宿題のグループ研究を行うため野比家を訪れる。ところが部屋にはドラえもんの道具が散乱しており、足の踏み場がない。一向は渋々部屋を片づけ、道具に交じっていた“ノート”を使ってグループ研究を始めた。

やがてドラえもんが部屋に戻ってくると、そのノートがドラえもんの秘密道具「未来ノート」だと判明。“書いたことが全て本当になってしまう”と慌てるドラえもんだったが、のび太たちは“明るい未来を考えたから大丈夫”と大喜びする。そんな4人が考えた未来は次の通り。

・人間同士の争いがない世界
・働かなくていい
・ロボットが全てやってくれる
・石油などの資源が全部タダ

一見明るい未来のようにも感じるが、実際に5人が目にした未来は全く違った。タイムマシーンで未来にタイムスリップすると、そこは技術が発達したハイテク都市。しかし都市は巨大なドームに覆われており、太陽や空は全て偽物だった。ドームの外では資源を求めて、ロボットたちが戦争中。いつしか戦争までロボット任せになっていたのだ。

同作を見た人からは「すごく教育的。大人が見ても感慨深い」「案外シャレにならない話」「デスノートよりずっと怖い道具だわ」などの反響が続出。最終的にのび太たちの未来は事なきを得るが、“アニメだから”と笑っていられないのが怖いところだ…。

 

■【ドラえもん】たった1本のネジが招いた悲劇…

幅広い世代に親しまれているアニメ「ドラえもん」。ひみつ道具を使ってのび太や仲間たちを救う姿が多く見られるドラえもんだが、実は“元ポンコツ”の過去を持っている。

ドラえもんのポンコツっぷりが描かれたのは、短編映画「2112年 ドラえもん誕生」。ドラえもんは製造中のアクシデントで頭のネジが1本外れ、手直しされることなく活動を開始。他のロボットに比べて学校の成績は悪く、ひみつ道具もまともに扱えない“個性的”なロボットだった。

その後オーディションを経て、のび太の孫の孫であるセワシと暮らすことになったドラえもん。しかしネズミロボットに耳をかじられた挙げ句、治療に向かったはずの病院でつるっぱげにされてしまう。

悲観したドラえもんは気分を盛り上げようと「元気の素」を飲み干したが、ドラえもんが飲んだのは元気の素ではなく「悲劇の素」。3日間泣き叫び続けた結果振動によってメッキが剥がれ、喉もガラガラになってしまったのだ。

1本のネジが外れたことでポンコツ化したドラえもんに、ネット上では「『悲劇の素』を飲まんでも出自が悲劇すぎる」「たった1本ネジがなくなっただけなのにドラちゃんの人生壮絶だな…」と同情の声が。一方で「ロボットだからなんでもできるイメージだったけど、ドラえもんも努力を重ねて有能になったんだね」「のび太とドラえもんが一緒に成長していくと考えたら感慨深い」といった反応も寄せられている。

ドラえもんは子どもたちに夢を与える存在。たとえポンコツだったとしても、その魅力が失われることはないだろう。

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■【ドラえもん】一体誰の声…? アニマル惑星の怪異

1990年公開の映画「ドラえもん のび太とアニマル惑星(プラネット)」。様々な動物が暮らす“アニマル惑星”を舞台にした作品だが、とあるシーンに背筋がゾッとする“不気味な声”が収録されている。今回は「アニマル惑星」の怪異についてご紹介していこう。

問題の声は、ドラえもん一向がタケコプターを使って“森”へ向かう場面に。ここまで森で散々な目に遭ってきたジャイアンは、途中で「俺は嫌だ!」「森の中に2度と入んないかんな!」と駄々をこね始める。するとスネ夫が「ジャイアン、何を言い出すんだよ」と一言。そのままジャイアンの腕を引っ張るのだが、このときに「うわぁーん、えーん」と不気味な声が聞こえてくるのだ。

その声は低くも高くもなく、声質も誰のものとも一致しない。しかも声が流れ出す瞬間、キャラクターたちは誰も口を開いていないという。

実際に謎の声を視聴した人からは、「何これ、怖すぎる…」「マジで『うわぁーん、えーん』って言ってるわ」「音声ミス? それとも幽霊?」「登場人物の声だと思っていたけど、今改めて見ると確かにおかしいわ」「この声がずっとトラウマで、今でも『アニマル惑星』が見られない」といった声が。

その一方では「スネ夫の声じゃないの?」「のび太の声に若干似ているような…」「子どもの頃から何度も見てたけど、ずっとジャイアンの声だと思ってた」「スネ夫とジャイアンが揉めているところを見て、のび太が『え~!?』って言ってるだけでは?」との声も上がっており、真相は定かではない。

一体この声は、誰のものなのだろう。

■【ドラえもん】「夢幻三剣士」のEDに隠された怖い噂

長年愛され続けてきたアニメには、何かと“都市伝説”がつきもの。国民的アニメとして人気の高い「ドラえもん」も決して例外ではない。そこで今回は、1994年公開の映画「ドラえもん のび太と夢幻三剣士」に隠された“ある都市伝説”を紹介していこう。

同作はシリーズ15作目の作品。ある日のび太は、好きな夢を見られる「気ままに夢見る機」を使って“夢幻三剣士”という夢の世界へ。その先で剣士・ノビタニアンとなって妖霊大帝を倒す冒険に出るのだが、いつしか夢と現実の境界があやふやになっていく。

最終的に妖霊大帝を倒し、のび太たちは無事に現実世界へと戻る。ラストはのび太としずかちゃんが、仲睦まじく学校へ向かう姿を映してエンディング。一見何の変哲もない幕切れに思えるものの、問題の都市伝説はこのラストシーンに隠されていた。

本来のび太たちの学校は平地にあり、後ろには裏山があるはず。しかしのび太たちが向かう先には、山の上にある学校が映し出される。このカットについてネット上では、「学校の立地がおかしい。つまりのび太たちはまだ夢の中?」「夢の中に居すぎたせいで、現実世界に戻れなくなったのかも」「もしやこの映画ってドラえもん初のバッドエンド?」といった噂が。

ちなみに「夢幻三剣士」は他にも意味深なシーンが描かれており、大人になってから本作を見た方が面白いらしい。気になる方は、ぜひ心してご覧になっては?

 

■【ドラえもん】スネ夫の飼った“岩”の名前は?

どんな作品にも“マニア”は存在するもの。しかし『ドラえもんチャンネル』公式サイトには、マニアも唸るクイズが公開されている。早速「俺はドラえもんのことを何も知らなかった…」と悟ってしまうハイレベルなクイズに挑戦していこう。

まず初級編に挑戦すると、「ネコ型ロボットのドラえもんに耳がないのなはぜ?」という一般常識レベルの問題が。その後もレベルの上下はあるが、ドラえもんをよく見ているファンなら答えられそうなクイズが続く。

次は「上級編」をスタート。第1問に登場したのはちょび髭の見知らぬおじさんで、「この人はだれ?」といきなり問いかけられた。他にも「スネ夫が、なんでもペットにできる『ペットクリーム』を使ってペットにした“岩”につけた名前は?」とマニア級の問題が出題されていく。ちなみに髭のおじさんは「連載中にほんのわずかしか登場しない」というかなりのレアキャラ。

不正解になると、サイト内のコラムに誘導されるのでそちらをチェックしよう。スネ夫の岩ペットは「37巻 P104」に登場するらしい。ジャイアンがつけもの石をペットにする一方で、スネ夫がペットにしたのは大きな庭石「愛岩サムソン」。得意げに連れまわし、ジャイアンをめちゃくちゃにビビらせていた。

では世間の人はどれくらいクイズに正解しているのだろうか? ネット上の声を見ていくと、「コミックス全巻読破した俺でも、たった2問しか正解できなかった」「コンピューターペンシルをくれ!」といった悲鳴が相次いでいる。22世紀になるまでに、全問正解できるといいのだが…。

■【ドラえもん】お馴染みの「テレレレッテレ~」は勘違い!?

国民的アニメである「ドラえもん」。リアルタイムで見ている人、見ていた人も多いのではないだろうか。しかし、ドラえもんが道具を出すときの音を想像してみてほしい。なぜか頭に「テレレレッテレ~」という音が浮かんでくるのでは? 特に何の疑問も持たずこの効果音を口ずさんでいた人もいると思うが、実はこの効果音は間違っている。一体なぜ「テレレレッテレ~」が定着してしまったのか、ネット上では議論が巻き起こっていた。

最近のドラえもんでは、道具を出すときの効果音が変わってしまっている。そのため、ここでは過去使用されていた音を引き合いに出してみよう。実際にドラえもんの作中で流れていた音はというと、「ピコーン、ピシャピシャピシャピシャ! テッテケテッテーテーテテー」というもの。カメラのシャッターを切るような音の後に、メロディが流れている。言わずもがな、「テレレレッテレ~」とは全く違うことがわかるだろう。

にもかかわらず、ネット上では当たり前のように「タラタタッタター翻訳こんにゃく~」「テレテレッテレ~♪ はい始末書~~」と存在しないメロディを使う人が蔓延。しかし正解を知っている人も存在し、「みんな『テレレレッテレ~』って言うけど、あれ間違ってるよね?」「本当はテッテケテッテーテーテテーなのに」との声も上がっていた。

一体「テレレレッテレ~」はどこからきて、なぜこのメロディが定着したのだろうか…。「キテレツ大百科の発明品出す音と混合してるんじゃない?」「ドラえもんが登場するBGMがよく似ているから、みんな勘違いしたのでは」と謎を解き明かそうとする人もいたが、真相は謎に包まれている。

(文=ザ・山下グレート)

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