スーパー戦隊シリーズに巨大ロボが初めて登場した作品!? 戦隊マニアのアイドルが紹介する『バトルフィーバーJ』
【一色萌のスーパー戦隊コラム】第2回「バトルフィーバーJ」
日刊ビビビをご覧の皆さま、こんにちは。
XOXO EXTREME(キスアンドハグ エクストリーム)の一色萌(ひいろ・もえ)です。

(C)Twelve-Notes
先日、45作品目となる次クールのスーパー戦隊が発表されました!
その名も『機界戦隊ゼンカイジャー』。
人間1人とロボット4人という異色の5人編成で構成される新ヒーローです。
戦士たちと共に戦ってきたロボットにスポットを当てた意欲作とのことで、歴代の戦士たちの“大いなる力”を使って戦った『海賊戦隊ゴーカイジャー』や、戦士と一緒に戦うロボットという点では『特命戦隊ゴーバスターズ』が連想されます。
どんな展開が待っているのか、歴代の作品がどのくらい関わってくるのか……色々と想像が膨らみ、今から放送開始がとても楽しみですね。
そんなタイミングの今回は、スーパー戦隊シリーズに巨大ロボが初めて登場した作品、『バトルフィーバーJ』をご紹介したいと思います。

(このTシャツは10年くらい前に個人的に作ってもらったもので非公式のものです……) (C)Twelve-Notes
巨大ロボはここから!
『バトルフィーバーJ』が放送開始されたのは1979年。
『ジャッカー電撃隊』から1年のブランクを経て、原作者が石ノ森章太郎氏から東映テレビ事業部の共同ペンネームである“八手三郎”名義に代わります。
以降、スーパー戦隊シリーズは全て八手三郎原作となるため、石ノ森章太郎氏原作の作品と区別して『バトルフィーバーJ』をスーパー戦隊シリーズの1作品目としていた時期もあったそうです。
米マーベル・コミックとの業務提携によって制作された舞台裏や、世界各国のダンスがモチーフになっていることから国際色が強く出ているかと思いきや、敵となる「秘密結社エゴス」のモチーフには和風のものがしばしば見られるなど、『バトルフィーバーJ』においては、さまざまな挑戦が柔軟な発想のもとで行われている印象です。
スーパー戦隊シリーズへの巨大ロボット投入は『鉄人28号』や『マジンガーZ』などの戦うロボット作品の人気が高まっていた影響があったようで、リアルタイムで視聴していた方々は「待ってました!」と言わんばかりに心が躍ったのではないかと思います。
兜のように大きな角と胸元の「B F」のロゴが印象的なバトルフィーバーロボは、一見コンパクトなボディに様々な武器が搭載されていて、フィギュアで手元に置いて楽しみたいという欲をくすぐられます。
それらの武器のほとんどが「接近戦に特化したものである」というのも、なんだかシブい魅力を感じます。
また、メインロボットのカラーリングが赤・青・黄の3色で構成されるデザインは1993年の『五星戦隊ダイレンジャー』頃まで、長くフォーマットとして引き継がれることに。
初登場から約40年の時を経て、元号をふたつまたぎ、ロボットに強くスポットが当たる時が来ました!新しく始まる『機界戦隊ゼンカイジャー』を見るもよし、昔見た『バトルフィーバーJ』を見るもよし、「最近、特撮作品見てないな……」という方にも、今は絶好のタイミングなのではないでしょうか。
●次回は『科学戦隊ダイナマン』をご紹介します!

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一色萌(ひいろ もえ)
5月27日生まれ。東京都出身。双子座のA型。
プログレアイドルXOXO EXTREME(キスアンドハグ・エクストリーム)赤色担当。
MOGU2 NEWS 「キスエク・一色萌のアイドル、色々。」連載中
Twitter:@hiiro_moe
XOXO EXTREME Official Site:https://www.xoxo-ex.com/