ジャンプのフォントはアンチG!?漫画フォントの使い分けに感激する人続出
印象に残るセリフや迫力のある効果音など、漫画において“文字”は絵と同じくらい重要だろう。実は作品ごとに使われているフォントには、様々なこだわりがあるそう。先日漫画家の神尾葉子が、「少年ジャンプ+」担当に尋ねたフォントの使い分け一覧を公開して話題となっていた。
今回自分で文字を入れてみるんですけども。
文字のことを全く知らないので、ジャンプ+の担当さんに、いつも使っている文字はなんという名前ですか…と聞いてみたらこれをシュッと送ってくださった。すごい〜!保存版。 pic.twitter.com/UoxnsrBjcY— 神尾葉子 (@yokokamioo) November 6, 2020
まずメジャーなのが「アンチG(ゴシック)」というフォント。明朝ひらがなとゴシック漢字を合わせた書体で、他の書体に比べて圧倒的な読みやすさを誇る。編集部では「悩んだらアンチ」と呼ばれるほど使い勝手が良いフォントらしい。
続いて『ハイキュー!!』でもよく使われていたフォントが、「新ゴシック体(通称:新ゴ)B」。アンチGに比べて角ばっており、太めの線が特徴的な書体である。「新ゴB」は主に大声や、強調したいセリフの時に使うと効果的。大きな声を出す場面の多いスポーツ漫画には欠かせないフォントのようだ。
また最近話題の『チェンソーマン』では、おどろおどろしい雰囲気の「コミックミステリ」が使われる場面も。
ネット上では「普段何気なく読んでたけど、改めて見ると文字だけでもちゃんと雰囲気が伝わってきてすごい!」「同じ少年漫画なのにめっちゃ使い分けられててびっくり」と感嘆の声が上がっていた。
使われている文字に注目しながら読むと、1度読んだ漫画でも新しい見え方があるかもしれない。
(文=ザ・山下グレート)