「のりかえ“せいさん”機」は「精算」?「清算」? 変換ミスに要注意な同音異義語

普段使い慣れている漢字でも、意外と使い方が間違っていることも。この記事では、ややこしい漢字の使い方を解説していこう。

・「清算」「精算」

世の中には発音が同じでも意味が全く違う「同音異義語」が数多く存在する。 “せいさん”という言葉もその1つで、たとえば駅構内などでは「のりかえ“せいさん”機」を目にしたことがあるはず。さて、この場合はどちらの表記だったか思い出せるだろうか。

「デジタル大辞泉」によると、「精算」は「金額などをこまかく計算する」「料金などの過不足を計算しなおす」という意味だそう。また「清算」は、「これまでの関係・事柄に結末をつける」「相互の貸し借りを計算して、きまりをつける」などの意味を持つ。先ほどあげた例の場合、運賃の過不足を計算しなおすので「精算」を使うのが正解だ。

実は2つの使い分け方は、「精」「清」の漢字に注目してみるとわかりやすい。「精」は「精密」や「精製」などの熟語に使われ、「細かい」「詳しい」といった意味合いを持っている。「のりこし精算所」の他に例文をあげるとすれば、「交通費を精算する」というように使用するのが正しい。

一方で「清」は「きよらか」「きれいに片づける」といった意味。そのため「幸せになるには過去を清算しないといけない」「ようやく借金を清算できた」など、ある事柄を綺麗さっぱり終わらせる場面では「清算」を使用する。

ちなみに“せいさん”には、“成功する見込み”という意味の「成算」という同音異義語も。ただ「清算」と「精算」は文字面も似ているため、変換ミスにも気をつけていきたい。

(文= トコロドコロ島本)

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