とんでもないギャップ王子様!?『鬼滅の刃』随一のヘタレキャラ・我妻善逸の魅力

『鬼滅の刃』随一の弱虫キャラ・我妻善逸。口を開けば自嘲的な発言か“汚い高音”しか出さない超ヘタレキャラなのだが、「第1回キャラクター人気投票」では主人公・竈門炭治郎に次いで第2位にランクインしていた。読者を惹きつける彼の魅力とは一体…?

『週刊少年ジャンプ』にて大好評連載中の『鬼滅の刃』。新たな少年漫画の金字塔として注目を集め、来年には劇場版「鬼滅の刃 無限列車編」が公開される。

もちろん劇場版にも善逸は登場するのだが、彼の初登場シーンといえば鬼殺隊入隊の最終選別でのこと。無事試験をクリアしたにも関わらず、そのときの善逸は「死ぬわ、死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ」「ここで生き残っても結局死ぬわ、俺」とひたすら絶望していた。

そして2回目の登場は、単行本3巻で描かれた「鼓屋敷編」。ここから彼のせいで一気に画面がうるさくなる。善逸がひと度口を開けば、自嘲的発言とツッコミの大嵐。鬼が潜む鼓屋敷に突入した際には善逸の“汚い高音”が登場し、度々ネット上でネタにされるようになった。

だが彼には、我妻善逸を語る上で外せない“ある特徴”が。というのも善逸は緊張・恐怖が極限を超えると、別人のように頭の切れる性格へと変わる。これにはネット上でも「3巻で見せた霹靂一閃で、誰もが『え、嘘。何このギャップ。善逸かっけぇ…』ってなる」「想像を遥かに超えるギャップで私の推しが決まった」「かっこいい場面だけ見てると本当に王子様」「3巻の壱ノ型はマジで鳥肌立った」などの声が続出。

他にも炭治郎のために伊之助から箱を守ろうとしたり、じいちゃん大好きっ子だったり…。とにかく憎めない善逸。原作やアニメを見れば、きっとアナタも善逸のギャップの虜になるに違いない。

(文=松本メリコーン)

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