瀧君はデート初心者or上級者?『君の名は。』奥寺先輩との食事シーンに注目!

2016年に公開された映画「君の名は。」。夢の中で“入れ替わる”少年少女の奇跡の物語を描き、邦画の歴代興行収入第2位を記録した。劇中には細かな演出が多数施されており、ネット上では度々「君の名は。」にまつわる考察が囁かれている。そこで今回は瀧と三葉… ではなく、瀧と奥寺ミキに関する考察をクローズアップしていこう。

そもそも2人の関係性は、アルバイトの先輩と後輩。瀧は先輩のミキへ密かに好意を寄せており、劇中では2人のデートシーンも描かれていた。

2人は様々なデートスポットを回るのだが、今回注目すべきはレストランでの食事シーン。よく見てみると、瀧のデート不慣れ感が著しく現れているという。確かに瀧はガラス張りの壁に背を向けて座り、ミキが通路側の椅子の席で食事をしている。さらにミキのお皿にはまだ半分以上食事が残っているのに対して、瀧のお皿はからっぽ。つまり瀧はミキの食べるペースに合わせられていない。

もちろんデート作法は人によってそれぞれ。女性を通路側の席に座らせ、先に食事を終える瀧に何も感じない人も多いだろう。しかしネット上では、「たったこれだけのシーンなのに、瀧君が如何にデート慣れしていないかがわかる」「初デートあるあるですね!」「まるで昔の自分を見ているようだ…」と瀧の初々しさを指摘する声が続出。

多くの人が瀧は“デート慣れしていない”と判断する中、その一方では「え、ガラス越しに景色が見えるように、あえて先輩を通路側に座らせているんじゃないの?」「確か瀧君の後ろって吹き抜けみたいになっていたはず。通路側の方が景色を楽しめるっていう瀧なりの配慮なのでは?」と“逆説”を唱える人も多く見られた。

果たして瀧君は本当にデート初心者だったのだろうか。

(文=ザ・山下グレート)