「推しが尊い」「尊みが凄い…」 結局『尊い』ってどういう意味?
SNS上に蔓延する“オタク用語”の数々。日常的によく耳にするものから呪文のようなワードまで、その種類は星の数ほど存在する。そこで本稿では私、ターバン美津子が“オタク用語講座”を開講。言葉の意味や使い方などを学んで、ぜひ生活の糧にしてほしい。
■今日のオタク用語【尊い】
そもそも「尊い」は、崇高さや偉大さを表わす言葉。オタク界隈では自分が好きなものに対して使われることが多く、意味としては「素晴らしい」「最高」などのポジティブな感情を指す。
■「尊い」にまつわる豆知識
私たちがよく耳にする「尊い」という言葉。一説によると、2014年前後から一般的に使われるようになったといわれている。2005年頃に流行した「萌え」よりも信仰心が強く、ニュアンスとしては“存在が貴重すぎて神聖に感じる”といった意味合いに。
さらに「尊い」には、類義語的なものもいくつか存在する。
・尊死(とうとし):尊すぎて天に昇りそうになること。
・尊み秀吉(とうとみひでよし):大変すばらしいこと、完璧であること。
■使い方
SNSやネット上などを見てみると、尊いと感じるものは人によって様々。アイドルや二次元キャラ、中には無機物に対して“尊い”と感じる人も…。かなり汎用性が高いといえる。
「推しが尊い」
「このカプ、マジで尊すぎる」
「〇〇くん。はぁ… 美しい尊い…」
「あかあむ尊い」
「尊みが凄い…」
“素晴らしい”“最高”だと感じた際には、ぜひ「尊い」を使ってみよう。
(文=ターバン美津子)