「村田久美子の最後はヤバすぎる」『闇金ウシジマくん』随一のトラウマ回「若い女くん」編
日本中を震撼させた、真鍋昌平原作のダークヒーロー漫画『闇金ウシジマくん』。同作には丑嶋馨にお金を借りた債務者たちの末路が描かれており、話は内容が内容だけにどれもトラウマなものばかり。中でも読者を震撼させた“トラウマ回”とは、一体どのエピソードなのだろうか。
ネット上を見てみると、トラウマ回は人によってそれぞれのよう。たとえば結婚詐欺師・神堂から家族もろともマインドコントロールされる「洗脳くん」編や、典型的なダメ人間・宇津井優一をキーパーソンに描いた「フリーターくん」編。他にも「サラリーマンくん」編や「ヤンキーくん」編などが上がっていたが、何より多くの人にトラウマを植えつけたのが「若い女くん」編だった。
「若い女くん」編は、OL・村田久美子をキーパーソンにした話。OL同士の見栄の張り合いでブランド品などを買い漁り、ついには丑嶋が経営する「カウカウファイナンス」にまで手を出してしまう。最初は数万円だった借金も、気づけば百万単位に。借金が返せない久美子は夜の店で働くことになるが、会社にそのことがバレてあえなく退社する。
最終的に彼女は転落の一途を辿り、自我が崩壊。廃人化した久美子は見るも無残な姿で、まるで別人さながら。そんな姿になりながら工藤静香の「MUGO・ん… 色っぽい」を歌う姿は、読者に強烈なトラウマを与えた。
実際にネット上でも「村田久美子の最後が断トツでヤバイ」「俺には全く身に覚えのない話なのに1番きつかった」「廃人化した久美子の顔はゾッとする」「身の丈にあったお金の使い方をしなきゃダメだわ」といった反響が。これから同作を読もうとしている人は、ぜひ心して読んでほしい。
(文=松本メリコーン)