『テニスの王子様』の“テニヌ化”はいつから? 白熱するテニプリ論争とは
『テニスの王子様』とは、“テニプリ”の愛称で親しまれる許斐剛の大人気コミック。初期の頃は割と普通にテニスをしていたが、話が進むにつれて段々内容が過激に。今やテニスの次元を軽く超えており、いつしかテニスではなく“テニヌ”と呼ばれるようになった。一体テニプリは、いつから“テニヌ化”したのだろうか。ファンたちの考察をみていこう。
同作は、天才的なテニスセンスを持つ越前リョーマを主人公にした作品。リョーマは青春学園、通称「青学」のテニス部に所属し、いかなる逆境に追い込まれても圧倒的なテクニックで強敵に立ち向かっていく―。
テニプリのテニヌ化について、ネット上を見てみると「不動峰戦くらいで既におかしかった」「菊丸が分身してからだな」「幸村の五感略奪あたりから」「ダブルスの試合で裏切りが出たとき。3対1ってもうテニスじゃないだろwww」「中学1年生がアホみたいに変化するツイストサーブを打ってる時点でもう普通じゃない」といった声が。
中には手塚国光の“手塚ゾーン”や海堂薫の“ブーメランスネイク”を挙げる声もあったが、「手塚ゾーンはできるかどうかは別として、物理的には可能だからセーフ」「ブーメランスネイクは演出が大げさなだけで普通の技」という意見も上がっていた。
ちなみに作者の許斐剛は、過去にTwitter上で「空前絶後のテニスバトルを堪能して下さい」「もう何の漫画かわからないよ(笑)」と投稿したことが。
作者自身も認める“テニスの王子様のテニヌ化”。現在は『新テニスの王子様』として絶賛連載中だが、果たして同作のインフレ化はどこまで続いていくのだろうか…。
(文=ザ・山下グレート)