ゴジラから新人類が誕生?『シン・ゴジラ』のラストシーンが意味するもの

庵野秀明が総監督を務めた2016年公開の映画『シン・ゴジラ』。劇中では幾つもの謎が残されたままとなっており、「結局ラストは何を意味しているの?」という疑問は今なお解決していない。

多くの観客を混乱に陥れたのは、ラストに映し出されたヒト型の“何か”。ヤシオリ作戦によって凍結したゴジラの尻尾にカメラが近づくと、先端にヒトの形をした何かが無数にへばりついていた。

ゴジラは成長の過程で第一形態・第二形態などと呼ばれており、ヒト型の何かは“第五形態”にあたる。ゴジラと同様に背びれを持った異様な姿で、よく見ると頭を抱えて苦悶しているような格好の第五形態も…。

抽象的なラストを巡って、ネット上では「凍結してなかったら無数の第五形態が生まれてたってこと?」「第五形態は新人類として地上を支配しようとしていたのかも」「続編では人間とゴジラのハイブリッドが出てくるのかな…」といった声が寄せられていた。

ラストで示された謎は新たな考察も生んでいる。例えば“なぜゴジラからヒト型の者が生まれるのか”という疑問には、ゴジラが既に人間の細胞を取り込んでいたとする仮説が。映画冒頭で姿を消した牧悟郎教授が「私は好きにした。君らも好きにしろ」と謎の言葉を残しており、牧教授とゴジラに繋がりがあってもおかしくはなさそうだ。

第五形態の正体について、庵野総監督にちなみ『風の谷のナウシカ』に登場する“巨神兵”や『新世紀エヴァンゲリオン』の“使徒”だと指摘する人も。ゴジラはあくまで凍結しているだけなので、次にゴジラが目覚めたとき全ての謎が明かされるかも?

(文=ザ・山下グレート)