「卵を“かたく”ゆでる」の場合は?「堅い」「固い」「硬い」の使い方

普段使い慣れている漢字でも、意外と使い方が間違っていたりすることも少なくない。この記事では、ややこしい漢字の使い方を解説していく。

・「堅い」「固い」「硬い」

日常的に使う言葉だが、使い分け方がいまいちはっきりしない「堅い」「固い」「硬い」の3つ。例えば「卵を“かたく”ゆでる」という文章の場合は、どの漢字を使えば良いのだろうか。「三省堂 大辞林」第三版を見てみると、「力を加えられても、容易に形や状態を変えない」ものは「固い」と「硬い」のいずれかが使われる模様。つまり「卵を固くゆでる」でも「卵を硬くゆでる」でもOKということになる。

また「“かたい”決意」や「“かたく”信じる」といった場合は、「堅い」と「固い」が該当。このように複数の漢字が当てはまる場合が多いのも、“かたい”のややこしさに拍車をかけているようだ。

しかしそんな“かたい”の使い方を見分ける方法もなくはない様子。「大修館書店」が漢字などに関する情報を提供しているサイト「漢字文化資料館」では、“反対語”を使った判別方法を紹介していた。同サイトによると、「固い」の反対は「ゆるい」。そして「堅い」の反対は「もろい」、「硬い」の反対は「やわらかい」となっている。

そのため「麺が“かたい”」の場合、反対は「麺が“やわらかい”」なので「硬い」という漢字が当てはまることに。ただし同サイトでは、「このように考えないとすっきりとしないということは、これらの漢字の使い分けは、漢字本来の意味に根ざしたものではないように思われます」とも注釈されていた。

たしかにどれか1つに統一してくれれば、そもそも使い分けに悩む必要がないのだが…。

(文=田所くるまえび)

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