オチがない少年漫画?『サンデー』トニカクカワイイの締めが深すぎる…
2019年8月21日(水)発売の『週刊少年サンデー』38号では、畑健二郎の『トニカクカワイイ』が話題に。夫婦水入らずの旅行エピソードが描かれており、“オチのモノローグが深い”と注目を集めているようだ。
『トニカクカワイイ』モノローグ
「だからオチとかはない」
同作の主人公は、勉強はできるけどちょっとアレな少年・ナサ。高校受験を目前にしたある日、とにかく可愛い少女・司に一目惚れする。咄嗟に想いを告げるナサだったが、司の出した答えは「結婚してくれたら付き合う」というもの。その後18歳になったナサのもとに再び彼女が現れ、ここからふたりのイチャコラ夫婦生活が始まっていく―。
第75話「君を想う」では、草津温泉が舞台に。一緒に露天風呂を満喫するなど、ひたすらラブラブなひとときを過ごすふたり。そして帰りの新幹線で“また旅行に行きたいね”という話になり、ナサはふと「温泉じゃなくても、また一緒にお風呂入ってくれる?」と司に問いかけた。
顔を赤らめながら「電気を消してくれるなら…」と答える司に対し、ナサは「それじゃ恥ずかしがってる可愛い司ちゃんを見れないよ」と返答。司は「見なくていいわよ。そんなの」とツッコミを入れるが、ナサの「だけど本当に可愛かったよ」という一言で喜びを露わに。そんな幸せいっぱいのラストには、「だからオチとかはない」とモノローグが添えられている。
このシーンについて読者からは、「愛さえあればオチは必要ないってことか」「とにかく可愛いからオチなんていらない」「まだ本当の愛を知らない自分には100年早い漫画だ…」など反響の声が続出。
幸せであれば“オチ”など必要ないのかもしれない。
(文=トコロドコロ島本)