終戦直後の東京が舞台のブロマンス『あれよ星屑』が「手塚治虫文化賞」と「日本漫画家協会賞」をW受賞!

 

戦後直後の東京を舞台に復員兵2人を主人公に描いたブロマンス『あれよ星屑』が、「第48回日本漫画家協会賞 大賞(コミック部門)」と「第23回手塚治虫文化賞 新生賞」をW受賞しました。

 

2013年に『月刊コミックビーム』で連載が始まった同作は、2015年に「このマンガがすごい!」オトコ編で5位、「このマンガを読め!」で3位を獲得した漫画です。復員兵の黒田門松と、その上官だった川島徳太郎は闇市で再会。戦後の混乱期、厳しい現実という海のなかで翻弄されていく様がリアルに描かれています。

 

「戦後」という一言では語り切れない、敗戦直後の日本。門松はまだまだ混乱が続く中、死に損なったことで先に逝った戦友に詫びながらもたくましく生きようとします。しかし川島は、戦地での体験に引きずられて「闇」へ沈んでしまいそうに…。

1巻の第1話。再会したばかりの川島(左)と門松(右)

 

戦争で家族と引き離された浮浪児、命からがら日本へ戻った引揚者、出撃前に敗戦を迎えた特攻兵。誰もが消えない傷を背負う時代のなかで戦友の遺族を訪ね、親族の行方を捜し、未亡人となった女性の悲しくもたくましい生きざまを目の当たりにしていきます。

 

戦争の傷跡深い「闇」を生きる彼らの「今日」と「過去」。決して癒されることのない傷を負った彼らや戦友たちが、翻弄された末にたどり着くところとは…?

 

■『あれよ星屑』
著:山田参助
1~4巻:691円(税込)
5~7巻:734円(税込)
判型:B6判
出版社:KADOKAWA

 

山田参助(やまだ・さんすけ)
1972年大阪生まれ。1994年「さぶ」(サン出版)でデビュー。以後、風俗誌、実話誌などで執筆。2013年から初長編『あれよ星屑』を『月刊コミックビーム』で連載。その他『ニッポン夜枕ばなし』など。