3割以上の既婚女性が「夫と同じ墓に入りたくない」? 現代社会が新たに直面する「死後離婚」問題を徹底解説!

 

「夫には内緒…」 女性たちの間で話題になっている離婚問題の1つを浮き彫りにした『死後離婚』が2017年2月3日(金)に発売され、早くも重版が決定している。

 

いま、「死後離婚」という言葉が急速に広まりつつある。2015年ごろから週刊誌などの一部メディアが取り上げるようになり、2016年末にはNHKのニュース番組が「注目する社会問題」として特集するまでに至った。

 

この5年で1.5倍にも急増した「死後離婚」とはいったいなにか? 「夫と同じ墓に入りたくない!」「姑の世話はしたくない!」「亡き夫の実家と縁を切りたい!」「元の姓に戻したい!」…。こうした妻たちの密かな願いを、たった1枚の書類でたちどころに可能にする「死後離婚」。

 

同書では実際に「死後離婚」に踏み切った体験者の声から、密接に絡み合う「お墓の問題」、「死後離婚」の予備群とも考えられる現代の離婚事情について、そして、配偶者の死後の手続きや相続、「死後離婚」を考える上で起こりうるトラブルについてなど、多面的に迫っていく。

 

第1章では「死後離婚とはなにか」という根本から切り込んでいく。そもそも、配偶者の死後に離婚はできるのだろうか。夫と死別しても、離婚が成立していなければ“嫁と姑”の関係は続く。つまり義理の親の「介護義務」と「扶養義務」が発生するのだ。同章ではほかにも「死後離婚」を成立させる書類や、「死後離婚」のメリット・デメリット、心構えなどにも言及。夫の女性関係を含む生き方を容認できずに「死後離婚」した例や、夫の親族が原因で「死後離婚」した例なども紹介している。

 

続いて第2章では「夫と同じ墓に入りたくない妻たち」と題していくつかのケースを挙げている。実は3割以上の既婚女性が「夫と同じ墓に入りたくない」?

・ケース1 「同じ墓に入ることは死後の拷問……個人墓を購入した玲子さん」
・ケース2 「夫の実家の墓では『死んでも死にきれない』… 散骨を希望したはつさん」
・ケース3 「再婚で複雑化。どちらの婚家とも縁を切る『死後離婚』… 墓じまいした麻子さん」
・ケース4 「婚家と嫁で遺骨を分骨。四十九日も一周忌も墓も別にした節子さんと姑」

 

次に第3章では現代の離婚事情を徹底解剖し、近い将来起こりうる「日本が離婚大国になる日」に警鐘を鳴らす。育児・介護休業法と離婚率の関係や離婚を増加させる社会要因とは? また、深刻な問題となっているDV被害・加害ケースにも言及し、熟年妻へのアドバイスを送る。

 

第4章では配偶者の死後の手続きや金銭に関して解説。配偶者が亡くなった後の手続きにはどのようなものがあるか、相続の注意点やトラブルとその対策、死後離婚にまつわる手続きやトラブルを紹介。巻末でも婚姻前の名字に戻したいときの手続き方法や住民票や戸籍の取り方Q&Aなど、死後離婚に関係する手続きを説明していく。

 

もちろん幸せな結婚生活を果たし、生涯を添い遂げるに越したことはないが、どうしても現実問題として「死後離婚」の壁に直面してしまったときは、あるいは直面しないように、ぜひ同書に挙げられた例やアドバイスを参考にして熟考してほしい。

 

吉川美津子(きっかわ・みつこ)
東京都出身。葬儀・お墓コンサルタント。「アルック」代表。葬祭業者「公益社」、仏壇」墓石販売業者「はせがわ」に勤務し、葬送の現場に従事。駿台トラベル&ホテル専門学校にて葬祭マネジメント学科非常勤講師として活動の他、雑誌等で葬送関連情報連載、全国で公演を行っている。著書に『お墓の大問題』など。

 

芹澤健介(せりざわ・けんすけ)
1973年生まれ。日本に住む外国人の問題などを追いかけるほか、テレビや雑誌などで構成作家・ディレクター、ライター・編集者としても活躍。

 

中村麻美(なかむら・あさみ)
行政書士ほか、葬祭カウンセラー、FP宅建士の資格を活かして、相続、遺言をはじめ、お墓や葬儀の相談などライフエンディングステージの問題に幅広く対応。

 

※掲載内容は変更になる場合があります。

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