我々人類は、おっぱいというふくらみに、一体何を思い描き、どんなイメージを重ねてきたのだろうか―おっぱいに関する貴重な図版200点超を収載した空前絶後の乳房大全!

 

「おっぱい」。たった4文字でこれほど人をわくわくさせる言葉が他にあるだろうか。おっぱいを大まじめに考え、「おっぱい」に関する貴重な図版200点超を収載した『乳房の神話学』が2016年9月25日(日)に発売された。

 

今からさかのぼることおよそ50年。フランスのパリに、すっかり乳房に魅了された老人がいた。その名はロミ。シャンソン酒場や骨董屋を経営し、ちょっと風変わりなものを手に入れることが大好きな稀代の収集家。風変わりなものというのは、例えば「へんなものを食べた人の資料」、「おならをする人の歌」「うんちする場面が登場する文献」「太った人の絵」などなど。そんなロミの不思議なコレクションの中から、「おっぱい」に関連するものを集めてまとめたのがこの本『乳房の神話学』だ。

 

2016年の現在でも、インターネットや週刊誌を開けば乳房に関する情報が絶えず流れ続けているが、ロミの調査によると、おっぱいに対する期待や妄想は、今に始まったことではない。なんと紀元前の昔から、人は乳房に特別な思いを抱いていたという。

 

例えば、古代ローマの女神・アルテミスの彫刻。この女神には、自然の恵みを象徴するものとして、胴体いちめんびっしりと乳房が備えられている。性がタブーとされた初期キリスト教の美術では、イヴの胸のふくらみが禁忌の対象となり、あえて醜く、あえて平らに描かれている。また、レオナルド・ダヴィンチは乳房の持つ抗い難い魅力の謎を解明するため、「性器と乳房は細い管でつながっている」という説を考え、解剖学のデッサンにこの管を書き沿えている。

 

我々人類は、おっぱいというこのふくらみに、一体何を思い描き、そこにどんなイメージを重ねてきたのか。飽くなき情熱で古今東西のありとあらゆる絵、写真、彫刻、ポストカード、詩、小説などを集め続けたロミ。同書は、彼の莫大なコレクションを紹介しながら、乳房表象の数千年をたどる、空前絶後の乳房大全だ。

 

 

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